普通二輪限定解除 卒業検定
AT・小型二輪の限定解除
事故の防止
- 検定中は、事故を起こさないよう十分注意してください。もし運転に自信がない、体調が悪いときは、棄権を申し出てください。
- ヘルメット、グローブ、長袖服、長ズボン及び運転に適した靴を着用してください。
受検の留意事項
- 検定中は、原則として走行順路以外のことは質問しないでください。
- 検定結果は組ごとに発表します。検定終了後は外出せず、待合室の中でお待ちください。
検定課題履行条件
検定は、正確な法令履行及び正確な運転操作によって、安全かつ円滑な走行ができるかどうかについて行うほか、道路及び交通の状況に応じて、他の交通に気配りしながら主体的な運転ができるかどうかについて行いますが、検定の履行条件は次のとおりです。
採点の範囲
採点は、乗車するときから、下車するまでの間のすべてについて行います。
安全確認の方法
安全確認は、原則として直接目視及びバックミラーで行ってください。
場内コースの走行
コースは、全て車道とみなして走行してください。
上り坂の停止及び発進
坂道では、上り坂で停止し、直ちに発進してください。
指示速度による走行
速度指定区間においては、35km/hの指示速度を出してください。
駐車時の措置
走行を終了したときは、駐車状態にするほか、次のとおりにしてください。
- 前車輪の先端を停止目標(ポール)に一致させ、サイドスタンドを立ててください。
特別コースの走行
- 一本橋…一本橋手前の指定地点で一旦停止し、一本橋を着座姿勢により7秒(小型二輪にあっては5秒)以上で走行します
- スラローム…立体障害物(パイロン)の間を順にS字状に、かつ8秒以下で走行します(小型二輪は除く)
- 急停止…信号に従って発進し、指定した速度(40km/h)を保ち、指定位置(急制動開始地点)で急制動を行い、車輪をロックさせずに急停止区間内で安定した停止をします。停止後、信号の確認をしてください。
青=課題クリアで次へ、赤=指定位置での進入速度不足又は制動開始位置が不適により再度課題を実施(現場で再指示します)。
走行順路(コース)を間違えた場合の措置
走行順路を間違えた場合又は、走行順路がわからなくなった場合は、その場に停止し、右手を上げて検定員の指示を受けてください。走行順路を間違えたことについては減点しませんが、正規の走行順路に戻るまでの間の運転については、採点の対象となります。
検定の中止
次に揚げる事項に該当したときは、検定を中止することがあります。
危険行為等
- 逆行(大)…停止した地点から進行しようとする反対方向に、おおむね1m以上進行した場合又は逆行がおおむね1m未満でも危険な場合
- 発進不能…おおむね一車長の間でエンストを4回生じた場合、青信号で発進しようとしたが操作不良(エンストを含む)のため、その青信号の間停止し又は停止しているおそれがある場合、明らかな技量未熟のため、おおむね1分を過ぎても発進できない場合など
- 指定速度到達不能…急停止において、やり直しをしたが課題を履行できなかった場合
- 急停止区間超過…急停止において、急停止限界線から前車輪の接地面がはみ出した場合
- 暴走…ブレーキ、ハンドル等のコントロールを失い危険な場合
- 転倒…車体を横倒しにした場合又はバランスを失い車体が横倒しになるのを防止するため、足を接地して支えた場合
- 通過不能
- 一本橋に乗れないとき又は一本橋を走行中にエンスト若しくは足をついた場合
- スラロームを順にS字状に通過出来ないとき又はスラロームを走行中にエンスト若しくは足をついた場合
- S字コース又はクランクコースを通過できなくなり停止した時
- 脱輪(大)…縁石に車輪を乗り上げた若しくはコース外に落輪した場合又は一本橋から落輪した場合
- 接触(大)…設置した障害物等に車体が強く接触した場合若しくは接触する恐れがある場合又は軽く接触し接触状態のまま走行を継続しようとした場合
- 右側通行…道路の中央から右側部分を通行し又は通行しようとした場合
- 後車妨害…後方から進行してくる車両の速度又は方向を急に変更させることとなるおそれがある場合に、進路を変え又は変えようとしたとき
- 信号無視…赤色の信号が表示された場合に、停止位置を車体の一部が超え又は超えようとしたとき、又は黄色の信号が表示された場合に、安全に停止できるにもかかわらず、停止位置を車体の一部が超え又は超えようとしたとき
- 進行妨害…進行妨害をし又は進行妨害をするおそれがある次の場合
交通整理の行われていない交差点において
○交差道路を左方から通行してくる車両等に対するとき
○優先道路である交差道路を通行する車両等に対するとき
○明らかに幅員の広い道路である交差道路を通行する車両等に対するとき - 指定場所不停止…道路標識等による一時停止の指定場所で、停止線の手前で停止しない場合
- 踏切不停止等…踏切の手前から、おおむね2m未満手前までの範囲で停止せず又は停止しようとしない場合又は前方の車両等の状況により踏切内で停止することとなるおそれがある場合に踏切に入り又は入ろうとしたとき
- 安全間隔不保持…ハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び試験車の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しようとしないため、試験官が是正措置を指示した場合
検定員補助
検定中に、危険を回避するため、検定員が補助ブレーキ、補助ハンドル、口頭による指示した場合又は危険を回避するために安全運転支援装置が作動してアクセル、ブレーキ若しくはハンドルの操作が行われた場合
※上記中止事項に該当した場合は、指示した場所まで走行し発着所に戻り検定を終了します。
※ならし走行中(発着場からスタートした後に27番交差点を右折し外周を走行し横断歩道まで)は、採点していません。その後、横断歩道通過後から採点を再開します。